歯科用3次元CT装置
当院の歯科用CT「AUGESOLIO(オージェソリオ)」は、歯科用レントゲンにおいて早くからCTの開発研究に取り組み、今までにも高精細画質な歯科CT装置を開発している
(株)朝日レントゲン工業のCTです。
国産レントゲンでは被曝線量が少なく高精細画質な撮影が可能なことで、歯科用レントゲンの分野でシェア50%を誇ります。
インプラントを埋入するには、診査、診断が非常に重要になります。虫歯や歯周病の一般的な治療では、2次元(平面的)のレントゲン撮影で特に問題はありません。しかし、インプラントは骨の中に人工歯根を埋める手術です。3次元(立体的)のCT撮影が必須となります。そのため、インプラント手術を考えられている患者さんには、大きな病院にCTを撮影しに行って頂いていました。当院のインプラント手術件数が年々増加傾向にある中、その手間を省くため、昨年末に最新の歯科用CTを設置しました。
これにより、術中、術直後での撮影が可能になり、その場で評価出来るようになりました。もちろん、経過観察においてもCT撮影のために大きな病院に行って頂く必要もありません。
それ以外にも
①親知らずの位置の確認(下顎の骨の中に深く埋まっている場合)
②難治性の根の治療根の先に大きな膿がある場合)
③歯周病(大きな骨欠損を有する場合)の性格な診断にも有効です。
何より、この3つの診断に関してのCT撮影は保険診療で認められているため、患者さんにとっても非常に有益であると考えます。